プログラム
「21世紀に向けて、耳鼻咽喉科医療は」
『喉頭疾患の臨床 UP-TO-DATE』
『障害児の聴力検査と教育』
菅原 廣一(国立特殊教育総合研究所)
言語やコミュニケーション機能の習得をはじめとして、人間の諸々の発達にとっ て聴覚が果たす役割は極めて大きい。そうした認識のもとに、難聴がある子どもの
早期発見と早期教育の研究並びにそのための組織化が検討されてきた。近年の本邦 における耳鼻科学と教育学の緊密な連携における聴覚障害児早期発見と早期教育の
成果には著しいものがある。ここで得られた多くの学術的知見を他の障害のある子 どもに広く適用する方途を探ることが今後の緊急課題であると認識する。
本講演においては、新生児聴力検査法や幼児聴力検査法をダウン症児、重複障害児 等に適用した結果を報告し、その方法論と教育的意義について考察する。
司会 福田 宏之(慶応大学)・土橋 信明(国立小児病院)
パネリスト
会費3,000円